ヴァンハイマー・カベレンベルク シルヴァーナ アイスワイン
気候変動の影響で気温が思うように下がらず、造るのが年々難しくなっているのがアイスヴァインです。気温がマイナス7度以下になり、凍った状態で収穫された葡萄はすぐにセラーに運び、そのままプレスします。このようにして高濃度の果汁のみを温度管理したステンレスタンクで発酵、熟成させます。約8週間発酵させた後、そのまま同じタンクで熟成させます。葡萄そのものが持つ、自然な果実のやさしい甘さときれいな酸が素晴らしく調和しています。
貴腐ワインと並ぶ甘口ワインの最高峰、アイスワイン。その優雅で甘美な味わいは、普段辛口ワインしか飲まないワイン愛好家をも虜にするほど魅惑的です。
アイスワインとは、ブドウが樹上で凍結した状態の時に収穫し、凍ったまま圧搾して造る甘口のデザートワインで、主にドイツ、オーストリア、カナダで生産されています。
アイスワインの製造に関しては生産国ごとに厳しい規定があり、例えばドイツの場合は外気温マイナス7℃以下、カナダではマイナス8℃以下の状況でブドウを収穫しなければアイスワインとみなされません。
規定の気温で凍結したブドウを圧搾すると、ブドウ果粒内の水分は凍っていますが、その他のエキス分は凍っていないため、非常に凝縮した糖度の高いマスト(ブドウジュース)が得られます。
ただ、ブドウ一房から得られるマストはわずかスプーン1杯程度と極めて少量。そもそも、熟したブドウを収穫せずにおくことは霜による冷害や鳥などの野生動物の被害に合うなど大きなリスクが伴う上に、収穫を遅らせても収穫時に規定の気温まで下がるかどうかもわかりません。そのため、アイスワインは非常に希少価値が高く、高価になるのです。偶然が重なって生まれたことで奇跡のワインとも呼ばれます。
商品番号:Weinheimer-Sonnerberg-Silvaner-Eiswein
ヴァンハイマー・カベレンベルク シルヴァーナ アイスワイン
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