マンズ ソラリス ラ・クロワ 2019
日本のぶどうによる日本のワイン造り
これは、マンズワインが1962年の設立以来、一貫して目指してきたことです。
良いぶどうがなければ良いワインは造れません。マンズワインのロゴマークは、ぶどうと、それを育む太陽がモチーフです。
日本の風土でより良いぶどうを作るために栽培適地の選定、栽培技術の改革を重ね、プレミアムワインとなるぶどうについては、厳しい収量制限を行い、さらに収穫後には入念に選果を課しています。こうして大切に育てたぶどうのポテンシャルを最大限に引き出すために、醸造技術の研究も重ねてきました。優れた設備の導入、徹底した温度管理、そして「できることはすべてやる」。そこで働くすべての人が、自分たちのワイン造りに誇りを持ち、いつどんな局面でも、より良い品質のワインを造ることに取り組んでいます。
今、世界が「日本ワイン」に熱い視線を送っています。マンズワインは、勝沼、小諸、2つのふるさとに根差し、地域とともに発展し、「日本ワイン」の価値をさらに高めていくことに貢献してまいります。世界各国から日本を訪れる人々を日本の食文化とともにおもてなしし、世界の銘醸ワインと肩を並べる品質で日本を代表するワイナリーとなることを目指しています。
SORARIS(マンズワインが誇りを持ってつくるプレミアム日本ワイン)
SOLARIS(ソラリス)とは、ラテン語で「太陽」という意味。陽光をたっぷり浴びて育つ良質のぶどうだけを使う、というマンズワインの思いを込めた言葉です。日本の風土で、世界の銘醸ワインと
肩を並べるプレミアムワインを造るために、その年に収穫したぶどうのポテンシャルを
最大限に引き出す努力を、決して惜しむことなく、積み重ねています。
ソラリスのこだわり
①完璧なタイミングでの収穫を可能にするマンズ・レインカット栽培法
「年間降雨量の多い日本で、健全なワイン用ぶどうを育成するにはどうするか。」
この課題を克服するため、ぶどうの垣根をビニールで覆って雨を防ぐ「マンズ•レインカット栽培法」を編み出しました。
これによりぶどうを病害から守り、理想的な状態まで熟すのを待つことができるため、完璧なタイミングでの収穫が可能となります。
②凝縮感を生み出すグリーンハーベスト
凝縮感のあるぶどうを得るために、年ごとの生育状況や天候を読みながら、「グリーンハーベスト=摘房」を行います。
「SOLARIS SELECTION」(トップキュヴェ)の畑では、最高品質を追求し試行錯誤した結果、
一新梢一房(通常の1/3)までぶどうを落とす、という摘房に行き着きました。
③洗練された味わいを実現する完全手除梗
赤ワイン用ぶどうには、除梗(じょこう:梗=茎を取り除くこと)という作業を施します。除梗機にかけた後、さらに人の手で丹念に除梗します。
除梗機ではとれない5mm程度の梗、また収穫の際に取り切れない腐敗果等、人の目で、また香りから見つけ出しすべて取り除く「完全なる除梗」を目指します。
「SOLARIS SELECTION」(トップキュヴェ)は特にこの「完全なる除梗」ができるまで速度を落として作業をします。
ソラリスになるぶどうとしてふさわしい最高の状態になるよう、言葉通り「手を尽くしている」のです。
SOLARIS CHALLENGEシリーズ(そこにしかないテロワール、一期一会にフォーカスした新たな挑戦)
SORARIS LA・CROIX(ラ・クロワ)
長野県上田市東山地区にある約1haの自社管理・単一畑のぶどうを使用しています。2008年に植え付けを行ったこの畑では、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを栽培しています。場所が十字路の角にあることから「ラ・クロワ(十字路)」と名付けられました。 品種毎に糖分・酸味・タンニンの成熟の変化を見極めて収穫時期を決めます。手作業で丁寧に収穫・選果・除梗を行い、ステンレスタンクで発酵、樽で約20ヶ月間育成したあと、その年の畑の収穫量そのままの比率でアッサンブラージュを行います。
2つの品種のハーモニーと単一畑「ラ・クロワ」のテロワールを表現したワインです。
外観はオレンジがかった淡いルビー色。熟したブルーベリーやカシスなどの黒い果実に、ほのかに砕いたブラックペッパーや八角などのスパイスや樽からのコーヒーの様な香りがあります。
アタックは柔らかな果実味があり、後半にはこのヴィンテージを感じさせる緻密なタンニンと酸味が続きます。穏やかながらも芯の強さを感じる味わいで、時間の経過とともに様々な表情を見せてくれます。
日本ワインコンクール2023 [欧州系品種 赤]部門 金賞・部門最高賞
マンズ ソラリス ラ・クロワ 2019
- その他
- レビュー
- 生産地域 : 日本/長野県上田市東山地区
- 生産者 : マンズワイン
- 色/タイプ/容量 : 赤/フルボディ/750ml
- 葡萄品種 : カベルネソーヴィニヨン、メルロー