シャトー・ラ・ミッション
ポムロルの西端に近い位置、ラランド・ド・ポムロルの南にあるシャトー。ラ・ミッションと言う名前は、騎士が地中海へ向かう途中に、任務の成功をポムロルにある十字架の前で祈ったことに由来しています。現在はポムロルでも秀逸なワインを造ると評判の高いシャトー・クロ・ルネを所有する、ガルド・ラセール家が所有しています。
シャトー・ラ・ミッションが所有する畑は僅か約2haながら、日照の良いポムロルの南西端という好立地に位置しています。土壌は粘土と砂質、鉄が混ざったボルドー右岸特有の土質。この区画で平均樹齢40年のメルロとカベルネ・フランを栽培しています。
ブドウを手摘みで収穫・破砕後、温度管理可能なコンクリートタンクで発酵を行います。その後、新樽比率25%のオーク樽で約16ヵ月間熟成。ブティックワイナリー(※質にこだわったワインを造る小規模生産者の意)でありながら、有名シャトーに劣らない高品質な醸造方法で造られるワインは、メルロとカベルネ・フランの個性が存分に引き出されているのです。
ルビー色の外観。ブラックベリーやプラムなどの黒系果実のアロマと、バニラやナツメグなどの木樽の風味が調和した華やかな香り。口に含んだ瞬間、滋味深い果実味とシルキーなタンニンが広がり、スパイシーな風味を纏った余韻が長く続きます。ブティックワイナリーが造る上質なボルドーワインは、バイヤーも一押しするほどの仕上がり。チャーミングで魅了的な熟した果実のアロマをお愉しみください。
ポムロルは、ボルドーで最も小さな地区ながらも、全世界で認められるリッチで濃密なワインを生み出す銘醸地。土壌は大きく「粘土質」「砂利質」「砂質」の3つに分類され、粘土質では、ペトリュスなどタンニンが強く構造が大きいパワフルなワイン、砂利質ではラフルールなど壮麗な香りの果実味溢れるワイン、砂質からは香りがよく滑らかでソフトなワインが造られている産地です。公式格付けはありませんが、それに匹敵する素晴らしいシャトーがひしめいています。
- お勧め商品
シャトー・ラ・ミッション 2017
- その他
- レビュー
- 生産地域 : フランス・ボルドー地方・ポムロール地区
- 格付け : AOC. ラランド・ド・ポムロール
- 生産者 : シャトー・ラ・ミッション
- 色/タイプ/容量 : 赤/ミディアムボディ/750ml
- 葡萄品種 : メルロ、カベルネ・フラン