越の誉 原酒造は文化11年(1814年)に創業、200年の歴史を有する酒蔵です。江戸の優雅な文化が謳歌し、北国街道の宿場町・北前船の港として栄えた柏崎。行き交う人たちが交わす盃。賑わいの側らには、豊かに広がる田園から収穫され造られたお酒。長きに渡り伝承された酒造りは、今も原酒造の酒造りの哲理として輝きます。反面この長きにわたる歴史の中では幾多の困難が試練となりました。明治の終わりに柏崎大火で蔵は焼き尽くされ復興するも、中越沖地震でまたも威風堂々と聳えるその蔵は崩壊。再起に相当の時間がかかるとささやかれる中、蔵人が一丸となって百折不撓の気概をもって、早期の酒造りを再開。そして新蔵「和醸蔵」を建設。新生“越の誉”として生まれ変わり、2013年創業200年目を記念して“彩シリ-ズ”をここに発売致します。
彩シリーズのコンセプトは地元栽培農家と契約栽培された米を原材料に、五穀豊穣を祈る山として聳える霊峰米山に降り積もる雪解け水・米山の伏流水を用い蔵に生きるたゆみなき想いと伝承の技術で丁重に醸し上げました。淡麗の味わいの中にもふくらみのある余韻が特徴です。