〝越州(えっしゅう)〟とは越後を指す別称のひとつ。品質第一を掲げる朝日酒造が、既に全国に酒徒から愛される銘酒を持ちながら更なる上を目指し新時代に向けて醸しました。
その理想とする酒質は『軽快な飲み口の中にも淡麗でしかも柔らかな味わい』。酒造りにとって「淡麗」を基本とした酒に「ふくらみ」を求める事は至難なことでありましたが、それは酒米の雄『山田錦』に負けず劣らぬ鮮麗なる米『千秋楽』の出会いで実現しました。さらに越州は新時代の嗜好を考え通常の清酒のアルコール度数から1度下げた14℃台と軽やかさを求めました。ただ普通に造るだけではたちまちぼやけた水っぽい味になりますが、朝日酒造の研鑽を極めた蔵人の卓越した技術により米も時間も多く使う常識を変えた造りでこの酒が生まれました。
この『越州』で21世紀を担う人たちに日本の伝統文化である日本酒の美味しさ素晴らしさを再発見してもらい、素晴らしい日本の風土や自然を支え、失いかけてきた日本人の心を呼び覚ます一雫なることを願います。
【越州ストーリー】
≪復活 千秋楽米≫
味のふくらみややわらかさ〟を理想とする越州の酒質を得るために、酒米を捜し求めた末「千秋楽」米に出会いました。晩生種で効率化にそぐわず、その姿を消し新潟県農業試験場の種子庫に眠っていたわずか40gの種籾から、自社農業法人や契約農家などで減肥栽培で育て「酒造りは米造りから」と一環とした安全で安心を目指してます。
≪大地の惠 宝水≫
「酒造りの命」と言われる仕込み水は、水道水でも川を流れる水でもありません。朝日酒造の仕込み水は地にしみ込んだ水が、長い年月をかけて地中深くにある礫層にたどり着きろ過され清められ磨かれた自然から生まれた天然水で「宝水」と言われ、創業以来180年朝日酒造の酒造りを支えています。朝日酒造はその自然の恩恵を守るべく自然保護活動にも力を注いでいます。
≪風土の手触り 和紙ラベル≫
ラベルは自然の中から生まれた日本の伝統文化である〝和紙〟を使用。日本酒と同様にその土地の風土を語り伝える。一枚一枚手漉きで作った和紙を2枚重ね、その間に千秋楽の藁を漉き込んだこだわりのラベルです。ラベルは水に浸すときれいに取れますのであとで工芸品・コースター他何でも再利用してみては!
≪品格と風格のある書体≫
柔らかくそれでいて品格のある〝越州〟の文字は朝日酒造のこだわりの製品の字体を手がける書家 坂爪叟玄(さかつめそうげん)より筆をとってもらいました。朝日酒造の越州への想いが字に宿るまで千もの〝越州〟を書き続けたどり着きました。