日本酒は長く置くと味も香りも落ちるから、新鮮なものに限ると思っているそこのあなた!実は日本酒には消費期限というのはありません。日本酒の世界でも、ヴィンテージワインやウイスキー同様に長い熟成を経て、さらに旨味を増す日本酒がたくさんあります。
酒造好適米を奇麗に磨き(高精白)、名水を使い蔵人が丹念に醸した酒は、熟成によって角がとれ様々な日本酒の成分が渾然一体に溶け合い、得も言われぬ味わいに出会えます。それはまさに“一期一会”そして“唯一無二”です。時が織り成す浪漫をご堪能あれ。
◇古酒のタイプ
【濃熟型】純米酒や本醸造を常温で熟成させるもの。変化が大きく、年を経るごとに、赤みを帯びた濃い褐色を示すのが特徴で濃純でまろやかな酒になる
【淡熟型】米を良く磨き、良質な水で醸した吟醸酒以上の高品質の酒を低温で貯蔵熟成させる。劇的変化は少ないが、本来の形を保ちながらゆっくり味に深みが増す
◇古酒は体にやさしい酒
新酒に比べ熟成を経た酒はアルコールと水の分子が完全に融合して一体化する。そのため内臓の粘膜への刺激も少なく、かつ体内に吸収されてからの分解度も早く、多少飲みすぎても宿酔いしにくい(但し限度をわきまえて飲むことが肝要)
◇料理との相性
一般の清酒よりも多様な料理に合う点でも優れていますが、特に濃い味付けの料理や肉を中心とした洋食、中華などの脂っこい料理によく馴染みます
◇自分だけのヴィンテージ古酒を作り出す楽しみ
結婚をした年や子供が産まれた年、何かの記念の年に造られた酒をその思い出の日の新聞で酒をくるんでおけば、その来たるべき時に明けた時にタイムカプセルのように思いでも一緒に蘇り感動が訪れることでしょう。酒は生酒だけは避け、火入れ殺菌した高品質の酒質なら押入れなどの光が当たらない冷暗所で充分に寝かせても充分です。貴方だけの秘蔵酒の為のお酒選びますお気軽にご相談下さい。