酒 粕
“酒粕”は百薬の長
酒粕は日本酒を造る際の副産物として生まれますが、三大栄養素をはじめとするさまざまな栄養を含んでいることから、近年健康食品にも多用されています。
日本食品標準成分表によると、酒粕に含まれる栄養素はたんぱく質や炭水化物、脂質のほか、ビタミンB1やB2、ナイアシン、葉酸、パントテン酸などのビタミンB群が豊富で、特にナイアシンは牛乳や卵の約20倍も含まれています。また、食物繊維も100gあたり5.2gと多く、りんごの約4倍にも及んでいます。そのほかにも、エネルギー生産に欠かせないアミノ酸や酵母などが含まれており、現代人に不足しがちな栄養素をバランス良く補うことが可能となっています。
コロナウイルスが猛威を振るっている中、腸内環境を整えることが、ウイルス予防に役立つことが分かり、発酵食品の大切さが叫ばれています。
【酒粕の効能】
【糖尿病予防】酒粕にはインスリンに似たはたらきを行う物質が含まれており、インスリン機能の低下による糖尿病の発症を予防することができます。
【がん予防】酒粕にはガン細胞だけを殺すナチュラルキラー細胞のはたらきを活性させる物質が含まれており、抗ガン作用への効果が期待されています。また、酒粕中に含まれるα-ハイドロオキシ酸にもガン細胞を抑制する作用があり、長期にわたる疫学調査で日本酒を飲む人の方が大腸ガン・胃ガンにかかる危険性が少ないと報告されています。
【高血圧予防】酒粕には血圧を上げるアンジオテンシン変換酵素(ACE)のはたらきを阻害するペプチドが6種類も含まれており、血圧の上昇を防ぐことができます。
【美肌効果】酒粕にはメラニン色素を作り出す酵素チロシナーゼのはたらきを阻害する遊離リノール酸が大量に含まれており、強力な美白効果を実感することができます。
【免疫力アップ】酒粕を含み発酵食品には、善玉菌が多く含まれていて、身体の免疫機能の60%が集中している腸内環境改善、人間は自分ではビタミンを作る事は出来ないが、発酵に含まれる乳酸菌やビフィズス菌が腸内でビタミンを作ってくれます
その他に、肥満予防、血栓予防の効果もあることが紹介されてます。
当店の酒粕は取引先酒蔵の米をよく磨いて醸した上質な綺麗な酒粕を使用しております。
〈あまさけ〉シンプルイズベスト!麴から作られたあまさけブームがありましたが、やや甘いのが気になります、酒粕をお湯で溶いでそのままやお好みで砂糖を、体の芯から暖まります(私は毎夕飲んでます)
〈粕汁〉もう冬の定番。その健康パワーが注目されている酒粕がベース。体が芯から温まり野菜もたくさん摂れる具だくさんの汁物です。作りたてより1日置いた方が一層美味しくなるので、多めに作ってたっぷりいただきましょう。 材料は、豚肉・鶏肉はもちろんタラや鮭などの魚の粕汁も絶品。野菜もゴボウや里芋など、季節の具を入れてください。青ねぎを添えればインフルエンザ予防効果も。年末の忙しい時に、ボリュームのある材料で作れば、これだけで大満足の酒の肴・ご飯のおかずになります。
酒 粕
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