釂(しょう)エクセレンス 本格米焼酎30年古酒ブレンド
「房の露」酒造の堤家は、熊本県人吉市の織月酒造の堤家から岐れである。
球磨焼酎造りの中心地多良木に明治40年(1907年)創業。
堤家は名家で、創業者の堤重蔵は、往時近代仏教の先駆者として、キリスト教の無教会派の内村鑑三と対照され、その伝道と影響は実業界にも及び、九州の貝島炭鉱や麻生炭鉱の社主で三菱の銀行幹部も求道学舎 の信徒だった近角常観(ちかずみじょうかん)という仏教者をわざわざ球磨川中流の奥地多良木まで招いて教えを求めました。
往時の多良木は、花街などもあり、世俗に汚れる面もあったが、その時代にそのような場所で近代仏教の思想的伝道者を招いて道を求めた事は偉い事で、堤家の奥座敷には今も近角常観の写真が飾られています。
そんな志の高い「房の露」の吟醸球磨焼酎は、熊本酵母による醸造に加え、清酒麹ともいわれる黄麹を使って、快い風味を醸し出す。
その醪を低温発酵させたのち、さらに超低温で蒸留して採ったのが「吟醸・球磨焼酎・房の露」。フルーティーで典雅な香味が特色。この優れた米焼酎を、ヨーロッパから取り寄せたホワイトオークの樽に30年もの間貯蔵して、その中身に10年から15年貯蔵した複数の貯蔵製品の相性のいいものをバッティングさせたのがこの「30年古酒ブレンド」と銘打ったこの「釂(しょう)エクセレンス」である。
コニャックの名品も探る手法で、樽貯蔵による絶妙の香りの良さと、ゆかしく深い味わいを生む銘品は2015年春季の全国酒類コンクールで米焼酎部門の第一位の名誉を得ました。
商品番号:fusanotsuyu0001
釂 エクセレンス 本格米焼酎30年古酒ブレンド
- その他
- レビュー
- 製造元 : 房の露(熊本県球磨郡多良木町)
- 規格 : 米焼酎
- 原材料 : 米・米麴・麦
- アルコール度 : 35度