越の白鳥 岩豊（がんほ）特別純米生酛造り 無濾過原酒

【製造ストーリー】

蔵元で杜氏である武田良則が挑戦したかった「生酛造り」を二代目醸造責任者「岩崎 豊」に託したときから酒名を岩崎豊の名前をとって「岩豊（がんほ）」にすることをまず初めに決めました。
昨年末頃、酒母を立ち上げ、正月中も毎日岩崎は蔵へ来て、たった一人で作業しておりました。酒母で30日、もろみに至っては55日越えという速醸酛では考えられない長い長い間醪の声に耳を研ぎ澄ませ、ようやく絞ったのは3月中旬のことです。
上槽2日後に、タンクから瓶詰めし、すぐに火入れしてじっくり雪室貯蔵、生酛ながら滑らかで奇麗で上品な味わいとなり、山間（やんま）で注目を浴びている新潟第一酒造に新進気鋭の醸造家岩崎豊誕生の記念すべき1本です。
岩崎豊は、若いだけであって部類のゲーマーであり「がんほ」という響きは新しい世代への導きになればと願います。

2024情報　今期で6度目の造りは、過去の造りの課題や美点を精査し、昔ながら生酛造りで6号酵母を使用。上槽後は雪室にて長期にわたり貯蔵。非常に飲みやすくまろやかで甘酸っぱく生き生きとした酸味が感じられるお酒に仕上がりました。